誰にも負けないエースを目指す。巨人ドラフト1位の亜大・平内龍太投手(22)が23日、東京・立川市のホテルで契約金1億円プラス出来高、年俸1600万円で仮契約。色紙に「新人王」と記し「1年目から1軍で投げ、新人王を取れるよう狙って頑張っていきたい」とこぶしを握った。

原監督から「(菅野)智之2世」と評され、即戦力の期待がかかる最速156キロ右腕。日本シリーズを寮の自室で観戦。第1戦に先発した菅野を「自分が目指すべき存在」と言いテレビにかじりついた。対戦したい打者にはヤクルト村上を挙げ「負けず嫌いなので、誰にも負けないように頑張りたい」と阪神1位の近大・佐藤輝明内野手(21)ら同期入団の選手へもライバル心を燃やした。

目標の菅野は過去2度、沢村賞を受賞。「ピッチャーにとって一番のタイトル。取りたいと思います」と将来的な目標も口にした。(金額は推定)