阪神先発の右腕小野は威力ある直球を主体に6回2安打1失点(自責0)。前回の18日ヤクルト戦(5回1安打無失点)に続いて好投を見せた。打線では4番井上が先制適時打を含む固め打ちで、同リーグ初の3安打。27日ヤクルト戦(都城)では、同学年の右腕奥川と19年夏の甲子園大会決勝以来となる対決に臨む。実戦機会を求めて参加中の坂本も、2ランを含む2安打を放った。
◆阪神平田2軍監督の一問一答
-先発の小野
フォアボール5つでも、内容が違う。不安のあるフォアボールじゃない。カウント3-2からのフォークやカーブ、そういうところを自分でイメージ作って、そこでのフォアボールだから。これまではにっちもさっちもいかないようなフォアボールが多々あったけど、この前のヤクルト戦の登板と今日、オレは素晴らしいと思っているよ。このオフ休ませたくないね。このままの感触で(来季の)開幕を迎えさせたいくらいだよ。それに加えてけん制も2つ、こっちから強制的に入れさせた。今までけん制もやりたがらなかったけど、ファーストに2つ、セカンドに1つと。やっぱりそういうけん制から見て取れるように、何か変わろうというね。無難にじゃなくてチャレンジしようというのが出てるよね。
-いい頃の小野に近づいている?
このフェニックスでちょっとキカッケをつかんでくれ…たと思っているよ。
-来年は楽しみ
もうほんと…休ませたくないねぇ…。オフも投げたりはするやろけどね。今ぐらいだったら、1軍のローテーションでもチャレンジできるよ。
-井上が3安打
塁に出てタッチアップしたりスチールでアウトになったり、走塁の練習になったな。
-追い込まれてから3安打
1打席目のタイムリーなんかは粘って、いいタイムリーだったね。
-27日ヤクルト戦(都城)は奥川とプロ初対戦
そう! 楽しみだね。ウチは及川。奥川と及川、これも楽しみだね。
-どういった結果を求める?
いやいや、そういうことではないよ。奥川にしても佐々木朗希にしてもさ、これからプロ野球界をね。そういうちっちゃいこと(結果)で我々は考えていないんだよ。西純にしても、それを目の当たりにしてね。タイガースだけじゃなくて他のチームからもこれからいろんなスター、フレッシュな話題性のある選手がどんどん出てこないとね。
-登板はないが、試合を見る西純にとっても参考になるものがある
刺激になるよ。井上と遠藤にしてもそうだし。日本シリーズも終わったんだから、こういう話題ができるのは野球界にとっても新聞市場にとっても良いことだね。
-坂本が本塁打
誠志郎は宮崎に来て、やっぱり差というのを見せてるよ。キャッチャーとしてもだけど、打つ方でも格の違いをね。やっぱり1軍で経験してゲームに出て、その差というのは違いが出てる。やっぱり頭2つ、3つ違うもんね。ホームランといい、左中間に打ったり、そういう内容がいい。アウトになっても内容が違う。