阪神桑原謙太朗投手(35)と俊介外野手(33)が27日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、ともに減額制限の25%を大幅に超えるダウン幅でサインした。 桑原は約47%ダウンの年俸2400万円、俊介は50%ダウンの年俸1600万円で判を押した。この日に契約更改をした選手は以下の通り。(金額は推定)

 

▽阪神伊藤和(プロ初勝利など自己最多15試合登板。50万円増の年俸800万円でサイン)「(球団から)来年はもっと試合数を伸ばせるように、もっと大事な場面で投げてほしいと言われました。年齢も30を超えましたし、もっとしっかりしなきゃいけない」

▽阪神谷川(自己最多14試合登板も防御率5・02。50万円増の950万円でサイン)「すごく苦しいシーズンだった。走者がいる状態での課題がまだまだある。1年間フルで投げられる体、勝ちパターンを(目標として)明確に持ってやっていきたい」

▽阪神浜地(1試合登板に終わり、150万円減の700万円でサイン)「ちゃんと結果を残さないとクビも見えてくる。しっかり覚悟を持って、与えられたポジションでしっかり監督の信頼を得て結果を残したい」

▽阪神湯浅(プロ2年目も腰痛のリハビリが続き、30万円減の450万円でサイン)「ほとんど試合に投げられなくて悔しい2年間になった。再発せずに1年間やっていくためにトレーニングしたい。来年こそ1軍で投げて、この2年間お世話になった多くの方に恩返しするつもりで臨みたい」

▽阪神藤田(現状維持の500万円でサイン。プロ2年目は左手首手術から再起を期す)「ケガをせずに1年間乗り切る体をつくって、走攻守全ての面で結果を出せるように、今年からしっかり準備していきたい」

▽阪神荒木(今季は16試合出場にとどまり、50万円減の年俸800万円でサイン)「納得のいくシーズンではなくて、成績は数字に出ている。やることをやるしかない」

▽阪神板山(5試合出場で打率1割6分7厘。50万円減の800万円でサイン)「来年はスタートから1軍にいられるようなアピールをしていかないといけない」