今秋ドラフトでDeNAから6位指名された静岡商の高田琢登投手(18)が28日、静岡市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金2500万円、年俸470万円(金額は推定)。背番号は「56」に決まった。球団関係者から三浦大輔新監督(46)直筆のサインと「結束」と書かれたドラフト会場入場パスを渡され「これから頑張っていこうという気持ちになりました」と笑顔をはじけさせた。

入団後の抱負を語る中、同じ左腕で、DeNA3位指名の横浜高・松本隆之介投手(18)について言及した。中2秋、戸塚シニア(神奈川)の松本と静岡蒲原シニアの高田は南関東大会で対戦。松本に軍配が上がったが「あれ以来、お互いをライバル視するようになった」と高田。来季からチームメートとなることに「2人で切磋琢磨(せっさたくま)したい。松本がいることで頑張れると思う」と、先を見据えた。

かつて三浦新監督がつけ、現在は空き番の背番号「18」争奪戦にも意欲を示す。松本がその番号を狙う姿勢を見せたことを受け、「自分もそこを目指し、負けないようにしたい」。ただ、冷静さも忘れず「まずは1軍で投げることが目標。張り切りすぎてケガをしないように気をつけてやっていきたい」とビジョンを語った。【河合萌彦】