阪神小川一平投手(23)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、250万円アップの年俸950万円でサインした。昨秋に東海大九州キャンパスからドラフト6位で入団。1年目から中継ぎで21試合に登板し、防御率4・71と踏ん張った。1年目からの昇給に「家族に何かしら買ってあげられたらと思います」と親孝行な面をのぞかせた。

今季の課題を問われると「コントロール。四球が多かったし、自分からカウントを悪くすることも多かった」と反省。「カウント球の変化球とかに取り組んできた。オフシーズンも変化球(練習)から入ってコントロールを良くしていけたらと思います」と力を込めた。

現在、今季限りで現役引退した藤川球児氏から教わったフォーク習得にも挑戦中。「決め球がそんなにない状況。それを決め球にしていけたらと思います」。来季に向けて「(今季登板数の)倍ぐらいは投げてチームに貢献したい」と気合十分だ。(金額は推定)