「番長の指摘」でクセ修正! DeNA上茶谷大河投手(24)が沖縄・宜野湾キャンプの8日、初の打撃投手として伊藤光、戸柱に対して計41球を投じ、安打性の打球4本に抑える好投をみせた。投球後には三浦監督からカーブを投げる際のクセを指摘され助言を受けるなど、有益な「初登板」となった。

伊藤光のバットを2回折るなど順調な仕上がりを披露すると、指揮官と長めに話し込んだ。「上茶谷がよくしゃべるからじゃないですかね」と笑ってかわしたが、右腕は「カーブがまだ。『足上げたときに分かるぞ』と。腕の振りとか、フォームをもうちょっと真っすぐに寄せるとかいう話をしました。三浦さんはこうだったと話してもらえたので、すごい参考になります」と内容を明かした。

カットボール、チェンジアップなどに加え、このオフに大貫から学んだ新球ツーシームを約10球投じるなど、多彩な変化球が持ち味となるだけに、ありがたいレッスンとなった。1年目に7勝も、2年目の昨季は2勝止まりで「先発ローテーションを勝ち取っていく立場」。三浦監督の助言を胸に、3年目の飛躍を目指す。【鈴木正章】