ロッテ山口航輝外野手(20)のアピールが続く。9日、石垣島キャンプでの打撃練習で左腕山本大貴投手(25)と対戦。バックスクリーン直撃の推定130メートル弾を含む、2本の柵越えを放った。

外角の直球に力負けせず、豪快にぶち当てた。「バットのヘッドがちょうど返るとこに当たったので、一番飛ぶ打ち方で打ったなと思いますし、ヘッドの力だけで打った感じがあったので、これ、いい打球やなと思いました」と自画自賛の1発だった。

8日はドラフト1位左腕・鈴木昭汰投手(22=法大)からも左中間、右中間に1発ずつ。ボール球をしっかり見極めながら、ひと振りで仕留める姿に期待が高まる。「我慢して、我慢して。去年まではがっつくことも多かったんですが」。アピールしたい場面でも焦らずに待つスタイルが、いい方向に出ている。

11日の紅白戦では4番で起用される予定だ。「うれしいことでもあるし」としながら「本当にまだまだな部分もいっぱいあるので」と緩まない。この日も夕方まで振り込んだ。

中学校時代、国語の授業で伊藤園主催「おーいお茶 新俳句大賞」に応募。佳作特別賞に選ばれた。

1月末には日刊スポーツからのリクエストで、今季への意気込みを五七五でよんだ。この日は某放送局から「今日も1日鍛え上げての思いを五七五で」とリクエスト。「…何かないっすか?」と笑いながら目で訴えてきたものの、最後はしっかり整えた。

「下半身 鍛えまくって ひざ笑う」

【金子真仁】

広島担当のツイッターはこちら―>

広島ニュース一覧はこちら―>