代走スペシャリスト宣言! DeNAトップクラスのスピードを誇る宮本秀明外野手(24)が9日、「代走」としての地位確立と「30盗塁」を今季の目標に掲げた。

50メートル走5秒82は神里、森らとともにチームでは最上位。昨季2軍でチームトップ15盗塁を挙げた韋駄天(いだてん)が、沖縄・宜野湾での春季キャンプ第2クールを終えて冷静に自己分析した。「昨年、1軍の試合をテレビで見させていただいて、巨人なら増田(大)選手とか、1点欲しい場面での代走が1枚いないのが現状、そこを三浦監督は期待しているのかなと思ってやっている」。

大目標は開幕スタメンだが、求められる役割は認識している。「開幕スタメン? もちろん狙っているけど、まずは一番近いところはどこか考えると、代走から。三浦監督が思い描く野球、選手像を確立しないといけない立場。その1枚になれるように頑張りたい」と足元を見つめた。

チーム盗塁数は2年連続でリーグ最少。代走として地位をつかみ、コンスタントに試合出場できれば-。「30(盗塁)はいきたい」と目標を掲げる。実現すれば昨季のチーム盗塁数31を1人でカバーするほどの数字。「使ってもらったらホームにかえってくるくらいじゃないと、ポジションはつかめないと強く思ってやっている。宮本だったから(本塁まで)かえってこられたと評価されるように、その選手像を頭にイメージしている」と力を込めた。

巨人に増田大、ソフトバンクに周東。強いチームには走りのスペシャリストがいる。23年ぶりの頂点を目指す新生DeNA。まずは代走として、ポジションを確立していく決意だ。【鈴木正章】

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