DeNA浜口遥大投手(25)が16日、公式戦を想定したインターバル投球を行った。

ブルペンで131球「完封」する間に5度、隣接するサブグラウンドで打席を想定してベースランニング。送りバントで一塁まで走ったかと思えば、プロ初本塁打をマークする場面も思い描いた。「完投できるようにバントも打つ方も練習していきます」と意気込んだ。

実戦さながらの投球だった。審判と打者をつけ、カウントを想定し、捕手の戸柱から1球ずつサインを受けた。「前回より球数もセット数も球種も増やして実戦に近づけた」。13日の中日戦で投げなかったカーブ、フォークも交えた。イニング間の3球の投球練習も行った。91球目を投げ終えた4度目のランニング中、終了と勘違いした審判が引き揚げたことだけが想定外だった。

試合想定の投球は1時間14分に及び、最後はブルペンに1人だけとなった。三浦監督は「しっかり考えて実戦に近いイメージを持って意図を持ってやっている」と評価した。想定の130球目は4番の右打者に甘い球を投げたがファウルで命拾い。131球目は内角直球で三振させて完封勝利。相手は「そこまで考えてない」としたが、浜口は既に巨人と戦う開幕投手に名乗りを上げている。【斎藤直樹】

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