DeNA大貫晋一投手(27)が16日、宜野湾キャンプ第4クール初日にブルペンで48球を投げた。「打者をつけてカウントをつけて実戦のように投げられた。正直、調子はよくなかったけど、やりたいことができた。実戦を想定してカウントを取るボール、配球を考えてやれた」と振り返った。今季はカーブを2種類投げ分ける。「新しく取り組んでいること。実戦で打者に使ってみたい」と練習試合に向けての課題を挙げた。

「豆苗」の異名を持つ、痩せた体形で、体重は現在77キロだ。「何とか頑張って食べて維持している」。昼食以外にも、ケータリングで好物の沖縄そばを小まめに食べている。昨年の73キロから体重が4キロ増えたことで「ボールに強さが出てきた。重くなっても動けなくなってない」。今週にも実戦登板が予定されているが「結果ももちろんほしい。試したいことも試して」と意気込んだ。

昨季、チーム唯一の2桁勝利で勝ち頭だけに、開幕投手についても言及した。「しっかりアピールして周りの野手の方、チームの皆さんから信頼されないと、そういうところには立てない。オープン戦や練習の姿から意識を高く持って、その場にふさわしい人間になれるように頑張りたい」。発言の立派さから「今永投手みたい」と報道陣から言われると「エッセンスは入っているかも」と笑っていた。【斎藤直樹】

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