山川効果弾!! 西武の森友哉捕手(25)が、今季初の有観客試合となったロッテとの練習試合で、実戦1号のソロ本塁打を放った。3番捕手で先発。2点を追う6回2死、東條の4球目を右翼席に運んだ。「いい形でスイングすることはできたと思います」。前日26日から公私ともに仲のいい山川が1軍に合流。ともに汗を流し会話をする中で、本来のリズムを取り戻しつつある。

打席に入る前も、ダイヤモンドを周回する間も、今までなかった観客の拍手が心地よかった。選手会長も務める扇の要は「非常にありがたいです。お客さんが入ってるだけでも選手自身のモチベーションになります」と振り返った。

4歳上の山川とは例年自主トレをともにするなど親しい仲だが、今季は山川が2軍キャンプスタートだったため、会話をするのも久しぶり。「チームの4番が帰ってきて雰囲気自体もよくなりますし、自分もいろいろ話せなかったことか、昨日今日で少しずつ話を出来て、ちょっと安心はしています。実際に一緒に練習できて、ああだこうだと話が出来ているんで、いいんじゃないかな」と“山川効果”を口にした。

開幕まで1カ月。頼れる“相棒”が4番にどっしり座る前で、獅子の要もさらに状態を上げていく。【鈴木正章】

▽西武浜屋(1回に先頭から2者連続初球被弾も立て直して3回2失点) 先頭、そして2番に打たれてしまったホームランは、ボールが高かったです。2回以降は低めを意識して少し良くなりました。