DeNA浜口遥大投手(25)が好投し、念願の開幕投手へアピールした。

5回から2番手で登板。4回を2安打1失点。最速144キロと直球が走り、3三振を奪った。「キャンプからストライクゾーンに強い真っすぐを投げるという僕のスタイルを確立している」。ストライクを先行させ、4イニングで42球と少ない球数で済ませた。

5回1死、ジョーンズに本塁打を浴びた。しかし、その後を2者連続三振で切り抜けると、6回からは「1イニング目で直球を引っかけていた」とフォームを修正した。「縦回転をしっかりかけようと意識している」カーブを投げることで、腕を上から振るようにした。この修正で高めの直球に強さが加わり、直球の強さが出たことで、得意のチェンジアップも生きた。

浜口と同じく開幕投手候補に挙がる、先発の平良拳太郎投手(25)は4回7安打2失点だった。

三浦大輔監督(47)は2投手の投球、開幕投手選びについて語った。「平良はもう少し。この時期に完璧は求めない。浜口はボールに力が出て、チェンジアップの抜けもよかった。(7回に一塁走者田城飛翔を刺した)けん制も落ち着いていた。今日の結果だけ見れば(平良に比べて)浜口が1、2歩リードかな。これから登板がありますし、まだ決めていない」。開幕まで残り20日となったが、それでも未定を強調した。

その後、開幕投手候補は「大貫を含めて3人か」と確認されると、かぶりを振った。「京山の昨日のピッチングも魅力はあるし。上茶谷も。入江も投げるたびによくなっているし、阪口もゼロではない」。現在、開幕ローテーション候補に残る7人全員の名前を出し、けむに巻いた。【斎藤直樹】

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