ロッテ二木康太投手(25)が、初の開幕投手に抜てきされた。6日の西武戦(ZOZOマリン)に先発し3回を4安打無失点。試合後に井口資仁監督が「そろそろ一本立ちしてもらいたいという思いも含めて。石川、美馬はいますけど、あえて二木で開幕を」と明言した。昨季から背番号「18」を背負う右腕は「すごくうれしいですし、光栄です」と引き締めた。

“直訴”が実った。沖縄・石垣島キャンプの第2クール。投球を終えると井口監督と吉井理人投手コーチに呼ばれ「いつ投げたいか」と聞かれた。「開幕で投げたいですと言ったら『じゃあ、お前に任せた』と言ってもらえた」と振り返る。昨季は15試合で9勝3敗、防御率3・40。指揮官も「18番を背負って、いい成績を出してくれた」と納得の好成績。ここまでの調整も順調で、将来を見据えての大役をつかんだ。

開幕戦の26日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)へ「ソフトバンクに勝たないと優勝できない。シーズンの143分の1ではないと思うので、しっかりといいピッチングできるように」。昨季同カードは4試合で3勝0敗、防御率3・20と好相性。あと3週間、最高のスタートへ準備を整えていく。【鈴木正章】

ロッテ担当のツイッターはこちら―>

ロッテニュース一覧はこちら―>