ロッテ小島和哉投手(24)が30日の楽天戦(ZOZOマリン)で“本拠地開幕投手”に起用される可能性が高まった。井口資仁監督(46)が「メンバーを見ると、カード頭(の先発)かなという感じですけどね」と言及した。

順調に仕上げ、3年目のシーズンに入ろうとしている。ここまでの4試合で9イニング1失点。この日の1失点も、1死三塁で内野を前進させないシフトを敷いたことによるもの。打者14人に9つの内野ゴロを打たせるなど、力のある球がコーナーに決まっていた。

ただ、2つの四球を反省する。「どうしてもそこを出してしまうと、岸さんとかと投げ合う時には」と唇をかんだ。昨季もほぼ通年を水曜日の先発で過ごしてたが、楽天涌井らと投げ合うことが多かった。「そういった相手に勝つには自分からミスをして自分を追い詰めるようなことはいけないので」と引き締める。

30日の先発が有力視されていた石川歩投手(32)は、足のコンディション不良で調整が遅れる。井口監督も「(開幕後に登板を)1回飛ばしたくらいで間に合えばとは思いますけど」と状況を説明した。昨季8勝15敗と大きく負け越した楽天との開幕直後の3連戦は、重要なものになる。小島は「どこの立ち位置になっても気負うことなく、まず自分のちゃんとした投球をしないと話にならないので」と己に向き合った。【金子真仁】