21年のプロ野球ペナントレースが26日、いよいよ開幕する。2年連続開幕スタメンが濃厚な日本ハム野村佑希内野手(21)は25日、舞台となる楽天生命パークでの練習に参加。敵地仙台はプロ初安打の地。同戦は3安打を放ちサイクル達成にリーチをかけたが、本塁打を残しただけに、開幕戦で大きなアーチをかけ、2年越しの“サイクル安打”を達成する。

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昨年の忘れ物を、仙台へ取りに来た。「3番三塁」で2年連続開幕スタメンが濃厚な野村は、敵地グラウンドで打撃や守備に汗を流し、最後の調整を終えた。「去年と違って、今年はしっかり、こういうところ(開幕戦)を見据えてやってきた。どのくらい今の自分が通用するかという楽しみもあるし、去年迷惑をかけているので不安も…五分五分という感じです」。昨季、プロ初安打&初打点を記録した場所で、一回りたくましくなった背番号24は、期待と不安が入り交じる心境を吐露した。

非凡な打撃で初めて開幕スタメンを勝ち取った昨季、出場4試合目、6月25日楽天戦で初安打を含む3安打猛打賞。2回の第1打席で中前打を放つと、せきを切ったように打球を飛ばし、二塁打、三塁打と大暴れした。本塁打が出ればサイクル安打達成だったが、9回、打席がまわることなく試合終了。2年越しの“サイクル弾”を狙う。

13試合に出場したオープン戦では、3番や4番など中軸も経験した。打率3割4分2厘、チームでは中田に次ぐ3本塁打を放ち、着々と成長曲線を描く。球界屈指の先発陣がそろった楽天との開幕カードは、試金石となるはずだ。「割り切るところは割り切って、積極的に」とし、日本中が注目する27日第2戦の田中将の日本球界復帰戦へ向けても「立ち会えるのは、いい経験。小さい頃にテレビで見ていた選手なので、自分がどのくらい通用するかを確かめるじゃないけど、自分の力を出し切って、なんとか勝負したい」と、息巻いた。

年明けの自主トレから一緒に汗を流した清宮は2軍スタート。「清宮さんも『下でしっかり打って(1軍に)上がって来る』と話していた。僕がその時に、しっかりここで活躍できているよう頑張りたい」。1つ上の先輩との約束を力に代えて、杜(もり)の都に昨年描けなかったアーチを架ける。【中島宙恵】

◆日本ハム野村のプロ初安打 昨年の開幕2カード目、6月25日の楽天戦(楽天生命パーク)。開幕スタメンから3試合で11打席無安打となり、その後2試合欠場。スタメンに復帰した同戦で、3回の第1打席に塩見から中前へ初安打。さらに6回に左中間へ適時二塁打で初打点を挙げ、8回には右中間を破る適時三塁打。4打数3安打3打点の活躍だった。

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