ヤクルトの開幕戦始球式に、東京オリンピック(五輪)カヌースラローム男子カナディアンシングルの日本代表に内定している羽根田卓也(33)が登板した。

背番号は「2020」で、背ネームは「HANEDA」のユニホーム姿で登場。ワインドアップからノーバウンドでボールが中村のミットに収まり、スタンドから拍手を浴びた。「野球経験がほとんどない自分を、開幕戦始球式という大役に選んで頂いたことは緊張やプレッシャーもありましたが、投げさせて頂いたことがとてもうれしく、光栄でした」と振り返った。

16年リオデジャネイロ五輪で、同競技ではアジア勢初となる銅メダリストを獲得。東京五輪では2大会連続のメダル獲得に期待がかかる。「自国開催のオリンピックは自分自身とても特別で、それにのぞめることは選手として最高の喜びです。コロナ禍にあってもプロ野球は開催し、野球・スポーツの素晴らしさを皆さんに伝え続けている。そのことに、今日、マウンドに立たせてもらいすごく勇気をもらいました。今日もらった大きなエネルギーを東京オリンピックにぶつけます!!」と刺激を受けていた。