楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)が6回8安打4失点でプロ初黒星を喫し、球団新人史上初のプロ2戦2勝を逃した。

デビュー戦で初勝利を挙げた3月28日日本ハム戦と同じく小雨が降るコンディションの中、立ち上がりから安打を重ねられた。1回先頭太田に右前打、2回にも先頭モヤ、中川に連打を浴びたが、いずれも無失点に抑えた。

だが3回、1死から太田に左中間二塁打。1死を挟み、吉田正に内角142キロを右翼席へ運ばれ、ほおをふくらませた。4、5回はともに3者凡退に抑えたが、6回は先頭の佐野皓、続く吉田正に連打を浴び、1死一、二塁。ピンチを招き、モヤに外角131キロカットボールを中前2点適時打とされた。

打線の援護なく、4点リードを許したまま降板。「状況を見ながらストライク優先の投球を心がけて投げました。吉田正尚さんに打たれた場面は、一塁も空いていたのでもっと慎重に攻めるべきだったかなと思います。次回登板では、もう少し周りの状況を考えて投球をしなければいけないですね」と淡々と振り返り、プロ2戦目は悔しいマウンドとなった。

石井GM兼監督は「前回と何が違うのかという話だと結果が違うだけ。全体的に悪い球ではなかった。ただ、前回のピッチング内容とかも相手は研究してくるでしょうし、そこら辺の探り合い。2点目、4点目と、とられたボールもそんなに悪くなかった。彼にしっかりと話したのは勝負球としては間違えてなかったけど、もう1個ケアするボールにするべきだったねという話」と次回に期待を込めた。