今季2度目の先発マウンドに上がった楽天弓削隼人投手(27)が、3回67球8安打7失点と崩れた。

立ち上がりからソフトバンク打線につかまった。初回先頭周東に四球、川島に左前打で一、三塁とされる。その後2死二、三塁となり、栗原に右前2点適時打、松田の内野安打を挟み、中村晃に遊撃への適時内野安打でこの回3点を先制された。

2回も先頭甲斐に中堅フェンス直撃の二塁打、周東に送りバントで1死三塁とされ、川島の一ゴロの間に追加点を許した。3回には2死一塁から中村晃、真砂、甲斐に3連打を浴び3失点。序盤から大量リードを許し、この回でマウンドを降りた。「今日は何もないです。試合をつくれず野手の皆さんに申し訳ないです」と言葉少なに振り返った。

昨季は10試合に先発し3勝2敗。シーズン中盤に離脱し10月に左肘をクリーニング手術を受けた。今季は2軍キャンプから着実に調整を重ね、3日オリックス戦で今季初登板初先発。4回途中1失点としていた。来週の17日日本ハム戦(東京ドーム)は右ヒラメ筋損傷で離脱中の田中将が復帰予定。弓削はアピールへ意気込んだ登板となったが、結果を出せなかった。