ソフトバンク笠谷俊介投手(24)が、13日オリックス戦(ペイペイドーム)に先発する。

千賀の負傷離脱による先発ローテーションの再編により、中5日でカード初戦の登板が回ってきた。登板間隔が短くなったが「なるべく長いイニングを投げたい」と意気込んだ。

7日の日本ハム戦(札幌ドーム)では変化球の制球に苦しみ、4回1/3を2安打6四球で2失点。登板後には、工藤監督からリリース前に下半身が伸びきってしまっていることを指摘された。「投げた後に(下半身が)伸びる分には構わない、そこを感じて投げられるようにやってみてくれ、と言われました。練習からそう感じてやってます」。投球フォームの修正で、今季2勝目を狙う。

警戒する打者には吉田正を挙げた。昨季の首位打者で、今季は打率2割8分ながらも得点圏打率はリーグ2位の4割に跳ね上がる。「絶対に抑えないといけないバッターだと思ってます。軸になる選手なので、そこを崩していけたら勝ちが来ると思う。失投なく投げたいです」。スライダー、カーブに伸びのある直球を交え、主砲に仕事をさせない。

チームは現在引き分けを挟んで4連勝中と勢いを取り戻した。重圧のかかるマウンドになるが、今季初登板だった3月30日のオリックス戦(京セラドーム大阪)も開幕3連勝のなか、6回1失点で連勝を伸ばした。「1試合1試合全力でやらないといけないので、勝てるピッチングをしたいです」。14日に先発する師匠の和田へ、連勝のバトンをつなぐ。【只松憲】

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