ソフトバンク工藤公康監督(57)が、熊本・大分地震への思いを語った。16年4月14日に九州を襲った最大震度7の地震。試合前に取材対応した指揮官は「地震や洪水に対して、僕らは忘れていないということをしっかりとみんなに伝えていきながら、少しでも勇気になったり、元気になってくれたらそれがなによりだと思います。いろんなところのメッセージを聞くと、『ホークスが頑張ってくれていると、僕らも頑張れます』という声を聞かせていただいた。その思いにしっかり応えないといけない」と気を引き締めた。

ソフトバンクは、熊本・大分地震災害復興支援プロジェクトとして発足した「ファイト!九州」プロジェクトを16年から続けてきた。本拠地ペイペイドームの左翼席には、昨年のイベントユニホームを座席にかけて「ファイト!九州」という文字を作っている。

最後に指揮官は「福岡のチームですけど、九州の1つしかないチームだという自覚を持って、九州のすべてのみなさんにホークスの野球を伝えていく。僕らは見られているという意識を強く持って野球をやることが大事」と話した。