エースで投手主将の大瀬良の離脱に、野手主将が奮起した。同点の3回1死一、二塁。4番鈴木誠也外野手(26)が中日松葉の内寄りの真っすぐを振り抜くと、打球は弾丸ライナーで左翼席最前列に突き刺さった。「あまり覚えていないけど、得点圏だったので、積極的にいこうと思っていた。ナゴヤ(バンテリン)ドームなので、入るか分からなかったけど、入ってよかった」。勝ち越しの4号3ラン。再び試合の流れを引き寄せる大きな1発となった。

3試合連続0封負けを喫した責任を感じていた。自身も15日までの阪神2連戦は無安打。打撃フォームに試行錯誤する中で、自身の結果とチームの結果が伴わない現状にもがいている。「なかなかいい結果が出ていなかったので、今日こそはと思っていた」。チームとともに、ようやくトンネルを抜けた。投手主将が帰ってくるまで、野手主将がチームを引っ張っていく。

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