かつての庭で、虎の窮地を新助っ人左腕が救った。

阪神チェン・ウェイン投手(35)がロッテから移籍後初登板の中日戦(バンテリンドーム)で6回5安打1失点と好投。

古巣相手にシーズンでは11年10月2日阪神戦以来、3497日ぶりのNPB勝利を挙げた。中日時代に同球場で18勝7敗と高勝率を誇った左腕の奮闘で、チームは同一カード3連敗の危機を回避。今季デーゲームで無傷の10連勝と必勝神話も継続した。

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▼阪神チェンが今季初登板で勝利。日本プロ野球での勝利は中日時代の11年10月2日阪神戦(甲子園)以来、10年ぶりとなった。勝利ブランクの期間では10年大家(横浜=16年ぶり)18年松坂(中日=12年ぶり)に次ぎ、99年遠山(阪神=10年ぶり)13年阿部(ヤクルト=同)に並ぶ3位。外国人投手では09年ワズディン(西武)の7年ぶりを上回る最長ブランクになる。