東京6大学野球は1日、第4週第1日を迎える。第1試合は、午前11時開始。

【第1試合 法大-早大】

ともに、立て直しが求められる。

法大は、前回第2週の立大戦を1敗1分け。守備の乱れが響いた。1回戦は、初回、相手先頭打者の打球に外野手が突っ込み後逸。ランニングホームランを許した。結果、引き分けた。敗れた2回戦は、内野と外野の間に落ちる打球が日差しと重なる“太陽安打”を2つ許した。加藤重雄監督(65)は「うちのグラウンドも神宮を想定してつくられている。それが2つも出る。お恥ずかしい限りです」と話した。昨秋はリーグ最多12失策が響き、5位に沈んだ。もう1度、引き締めたい。

早大は、エース徳山壮磨投手(4年=大阪桐蔭)の復調なるか。先週の立大1回戦は、3回8安打6失点と打ち込まれた。球速は140キロ前後にとどまった。小宮山悟監督(55)は「何をどうしたらいいのか、迷路にはまっている感じ」と心配。翌日の2回戦も、あえて1点ビハインドの8回に登板させ、3者凡退だった。チームも立大戦に連敗し、1勝2敗1分けと苦しむ。エースが本来の投球を取り戻せるかに、今後の巻き返しがかかっている。

【第2試合 東大-慶大】

東大は、開幕週の早大戦は1敗1分け。敗れた試合も1点差の惜敗で、連敗ストップの期待が高まった。ところが、続く明大戦は大敗で連敗。1週空いて迎える慶大戦に、どう臨むか。守備も乱れた明大2回戦後、大音周平主将(4年=湘南)は「2年生の時も、こういう試合があった。どう立て直したか、思い出してやっていきたい」と決意を口にした。

慶大は開幕初戦の黒星から一転、3連勝と波に乗る。先週の明大2回戦では、それまで打撃不振だった1番広瀬隆太内野手(2年=慶応)が2安打するなど、打線も上向きだ。ポイント0・5点差で追う首位立大が試合のない間に、連勝で首位に立ちたい。

【順位 第3週終了時点】

1位 立大3・5点(3勝1分け)

2位 慶大3点(3勝1敗)

3位 明大2点(2勝2敗)

4位 早大1・5点(1勝2敗1分け)

4位 法大1・5点(1勝2敗1分け)

6位 東大0・5点(3敗1分け)

(勝ち1点、引き分け0・5点、負け0点のポイント制)