ロッテ佐々木朗希投手(19)が1軍デビューをグッと近づける投球を見せた。1日、イースタン・リーグ巨人戦(ロッテ浦和)で先発。6回1安打1四球5奪三振で無失点に抑え、直球もプロ入り後の実戦では自己最速となる155キロを2球、マークした。

過去3度の先発では2回19球、3回39球、3回63球と20球ずつ球数が増えてきた。80球前後かと思われたこの日は、序盤から球数が少なく6回65球で終えた。1人あたり約3・1球で、ストライク率は約74%。表示された直球44球の平均球速は約152・1キロと、ハイレベルな投球だった。試合後には球団を通じて「まずは6回をテンポ良く投げられたことは良かったです。結果、内容ともにまずまず良かったと思うので、次も頑張ります」とコメントを寄せた。

1軍の楽天戦(楽天生命パーク)と同時間帯に行われたため、井口資仁監督(46)も1日夕方時点では投球は未確認。「もう1回は下で投げると思います」と話すのみにとどめた。佐々木朗の1軍昇格について、指揮官はこれまでに「5イニング以上を投げられるようになってから」と話す一方で「内容だったり球数によるんじゃないですか」とし「100球」という1つの目安も口にしてきた。この日の投球内容、球数の少なさ、リカバリー状況などを総合判断し、今後の登板計画を固めるとみられる。5月中の1軍先発デビューに、着実に前進している。【金子真仁】

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