阪神先発のジョー・ガンケル投手(29)が、苦しみながら開幕5連勝を手にした。5イニングすべて先頭打者の出塁を許し、毎回安打を打たれた。4回と5回には2つずつ四球を与え、2年目で自己最多の1試合4四球を与える苦投。3回からは3イニング連続で1点ずつを失った。それでも大崩れせず粘りに粘った。

「調子も良くなかったと思うし、相手を抑えることに苦労したところも多かったけど、チームメートがよく守ってくれたし、逆転もしてくれたから本当に感謝しているね」。5回7安打4四球で3失点。粘りがツキも呼んだのか、5回に佐藤輝が逆転満塁弾を放ち、白星が舞い込んだ。

今季5勝目で勝ち星はリーグトップの巨人高橋に並んだ。阪神の助っ人投手では17年メッセンジャー以来の開幕から無傷の5連勝となった。外国人枠の争いもあるが、矢野監督はガンケルを予定通りに9日DeNA戦で先発させる方針を明かした。頼れる来日2年目右腕が、首位固めの原動力になっている。【林亮佑】

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