楽天が今季初めて金曜のゲームで黒星を喫した。

今季6戦4勝負けなしの涌井が先発。試合前時点で2戦2勝、防御率0・67と抑えている日本ハムを相手に3回2死まで無安打に抑えたが、杉谷に先制ソロを許し、今季初めて1発を浴びた。

同点に追いついた直後の4回に1点を勝ち越され、5、6回にもそれぞれ失点。6回115球8安打、今季ワーストの6失点で初黒星を喫した。

打線も昨季4戦3敗のバーヘイゲンの前に島内のソロのみ。5回以降は無得点に終わった。チームは引き分けを挟み、今季3度目の2連敗。2位ソフトバンクに0・5ゲーム差と詰め寄られた。石井GM兼監督は1得点の打線について「5、6点とれる日が続けば、1点しかとれない時もあるので。今日はロースコアのゲームをしないといけない日だったと思います」と受け止めた。

先発の涌井には「ちょっとボールが真ん中に集まってきてたかなと思います。(3失点した6回は)ちょっともったいなかったかなと。チームで追いかけていく上では、離されて追いかけるのは今日はちょっとしんどい部分はありました。あのまま進めていくのが追いつけるプランだったと思います」とし「もうちょっとバッテリーとしてもう少し危険察知能力というか、リスクヘッジというところをできれば、もう少し防げる部分があったんじゃないかな」と指摘した。

▽楽天内間(ドラフト4位新人で8回から1イニングを無失点。自己最速に並ぶ155キロも計測し) 緊張感はありましたけど、やってきたことを信じてやるだけやったので、出しきれたと思います。