オリックス打線が楽天のルーキー左腕早川に9回3安打無得点に抑えられ、今季2度目の0封負けを喫した。

12球団唯一の無観客試合となっている本拠地・京セラドーム大阪に、最後まで快音を響かせることはできなかった。中嶋監督は相手左腕に「質の良い真っすぐですよね、本当に。捉えきれなかったですね」と脱帽だった。

先発山崎福が7回途中1失点と好投しただけに「良い投球をしてくれたのに援護をしてあげられなかった。申し訳ないですね」と表情を固めた。

勝率5割復帰はならず、これで借金2。ただ、首位楽天との3連戦は2勝1敗で4カードぶりの勝ち越し。早川には敗れたが、涌井、田中将を攻略した勢いそのままに18日からロッテ2連戦(京セラドーム大阪)に臨む。シーズン残り100試合。オリックスが“混パ”の台風の目となる。【真柴健】

 

▽オリックス山崎福(7回途中1失点の今季4敗目)の話 調子自体もよかった。ピンチの場面でも、粘り強く投げることができた。(2回に島内に浴びた)あの本塁打1本だけはもったいなかった。