<東都大学野球2部:日大1ー0専大◇第5週第1日◇25日◇等々力球場

今秋のドラフト候補に挙がる最速152キロ右腕・赤星優志投手(4年=日大鶴ケ丘)の今季3勝目となる完封勝利で、日大が2部優勝に王手をかけた。

「1点もやらない」強い気持ちが赤星を支えた。力強い真っすぐを武器に、フォーク、カット、ツーシームを効果的に使い5安打6三振と打たせてとった。

昨秋も2部優勝がかかった最終戦で専大と対戦。先発し、1-7と大敗した。「借りは必ず返す」。この冬は週に数日は200球を投げ込み、走り込み、ウエートも強化した。この日、終盤には再びギアを入れ直し、自己最速タイの152キロを記録。「力感がなくても、強いボールが投げられる」と手応えをつかんだ。

高校時代も最速144キロでドラフトで注目されたが「当時は無理だと思っていたが、今は自信をもってプロ志望と言える」と胸を張る。明日、2連勝すると優勝が決まる。「投げられるところがあればいく」と連投も覚悟。赤星はチームを1部に導く。【保坂淑子】