ロッテ鳥谷敬内野手(39)が甲子園に帰ってきた。

古巣阪神との対決で、7回1死一、二塁のチャンスで8番佐藤都の代打で登場。「代打鳥谷」がアナウンスされると、7000人超の観客から約80デシベルの拍手が鳴り響いた。右翼席では、鳥谷の阪神時代のユニホームやタオルを掲げるファンがあふれていた。

阪神西勇の3球目の130キロチェンジアップを捉えると、見事にライト前への適時打になり、甲子園はまた大きな拍手に包まれた。球団広報を通じ「つなぐ気持ちを持って打席に入った結果、打つことができました。久しぶりの甲子園で、甲子園のファンの前で打つことができてよかったです」とコメントした。

鳥谷は19年オフに阪神を退団し、20年3月にロッテへの入団が決定。甲子園でのプレーは19年9月30日の中日戦以来、603日ぶりとなった。

▼ロッテ鳥谷は交流戦が始まった05年以降、新型コロナウイルスの影響で中止となった昨年を除き、全16シーズン出場となった。交流戦初年度から出場シーズンを継続しているのは、この日出場したヤクルト内川のほか、ヤクルト石川、楽天涌井、西武栗山がいる。

▼鳥谷が安打を放ち、交流戦通算最多安打を332本とした。通算最多試合は339試合目。

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