2年ぶりの交流戦は負け越しスタートとなった。2点リードの6回に、好投していた阪神ラウル・アルカンタラ投手(28)が急変した。2人を軽快に打ち取った直後、中村奨へのスライダーが外れて四球。レアードには、高めに浮いた直球を中堅へ運ばれ2死一、二塁のピンチ。すかさず福原投手コーチが駆け寄ったが、迎えた角中にも高め直球を左翼フェンス際へ運ばれ、2人の生還を許した。
「野手のみんなが援護してくれたけど、そのリードを守りきることができなくて悔しいよ」
なおも2死二塁で左腕の岩貞にスイッチ。藤岡の一、二塁間への打球に一塁手マルテが追いつくも、まさかの悪送球。決勝点は痛恨のタイムリーエラーだった。
アルカンタラは来日2度目のマウンド。試合開始直後に先頭の荻野に先制本塁打を浴びたが、2回からは3イニング連続3者凡退。2回の攻撃では、来日初安打となる勝ち越し適時打もマークし笑顔で大喜び。持ち前の制球力を発揮し、味方の援護も受けて2勝目へ向かっていたはずだった。
6回5失点で初白星を挙げた16日巨人戦に続き、この日も6回途中5失点(自責4)。矢野監督は「いい悪いはちょっとはっきりしすぎているかな。最後の2アウト取ってから、もう1人頑張ってくれたらっていうところやから。先発としてはあそこまで頑張って」と残念がった。昨季は韓国リーグで最多勝に輝いた右腕。次戦こそ会心の投球を見せたい。【磯綾乃】



