阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、2回に14号ソロを放った。オリックス先発山崎福からバックスクリーン右へ運んだ。ビジョンに表記された飛距離は130メートル。試合開始から小雨が降り続け、この日は通常の浜風とは逆に左翼から右翼への追い風が吹いていた。

「追加点を取ることができてよかった。甲子園で本塁打を打ったのも久しぶりだったので、ファンのみなさんの前で打つことができてよかった」とコメント。甲子園での本塁打は5月2日広島戦での8号ソロ以来、約1カ月ぶり。オリックスとの関西ダービー3戦目でようやく1発が飛び出した。

これで交流戦4本目のアーチ。10年に巨人長野が記録した交流戦新人最多本塁打に並んだ。当時は24試合制だったが、現行は18試合。怪物ルーキーには試合数の減少も関係なく、記録更新に期待がかかる。

前日2日はオリックス先発左腕宮城には2打席凡退したが、その後2安打を放ち今季15度目のマルチ安打を放っていた。元阪神レジェンド左腕の能見からも高めフォークを右前へ運んだ。

また14本は阪神の球団新人本塁打記録でも、48年別当の13本を抜き単独3位に浮上。2位は80年岡田の18本、1位は69年田淵の22本。球界の大卒新人では、01年に13本を放った巨人阿部を抜いた。