ラオウV打で97年以来24年ぶりの10連勝だー! 

オリックス杉本裕太郎外野手(30)が、同点の6回1死一、三塁で左翼線へ決勝2点適時打を放った。

「なかなか点が入らない中でも投手陣が粘って抑えてくれていましたし、なんとか早く点を取りたいと思っていたので、打ててよかったです。本当に投手陣のおかげだと思います!」

二塁ベース上で、右拳をあげる“昇天ポーズ”を笑顔で披露した。

波に乗るオリックスに、暗雲が漂っていた。初回1死満塁。先発山岡が5番の王柏融に押し出し四球を投じた場面で、緊急降板。わずか1/3での交代は右肘に違和感を訴えたためだった。

その後は初回1死満塁から左腕山田が3回まで好救援。漆原が2イニングをつなぎ、富山、K-鈴木、能見兼任コーチ、沢田と白星リレーをつないだ。今季最多タイの7投手をつぎ込み、白星をゲットした。

21日楽天戦(楽天生命パーク)でも計7投手を起用する、勝利への執念を見せていた。これで97年5月28日~6月11日以来の10連勝を記録。本拠地京セラドーム大阪でも、5月30日から1分けを挟んで7連勝中。オリックスの京セラドーム大阪での連勝記録は08年7月の7連勝が最長で、肩を並べた。

緊急事態宣言が解除された大阪で、単独首位をキープ。ライトスタンドに戻った応援団の太鼓が鳴り響いた。【真柴健】

▼オリックスが6日中日戦から1分けを挟んで10連勝。オリックスの2桁連勝は97年5~6月に10連勝して以来、24年ぶり。10連勝したことがない楽天を除くと、現12球団の中では2桁連勝から最も遠ざかっていた。新人監督の2桁連勝は17年に13連勝した辻監督(西武)以来で、オリックスの新人監督では初めて。

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