DeNAが巨人戦で開幕10戦勝ちなし(7敗3分け)と、開幕10連敗した1989年(平元)に並ぶ球団ワースト記録となった。

三浦監督は、苦手意識あるのかと問われ「ないです。結果はこういう形でそういう風に見られるかもしれませんが、選手たちもそういう意識はないと思う」と話した。その上で「悔しさはあります。僕だけじゃなく選手全員。今日負けたことは変わらないので、何とか勝てるようにやっていくだけです」と切り替えた。

スタメンから主軸打者2人が消えていた。22日に腰の違和感を訴えて途中交代した伊藤光捕手は、ベンチから外れた。球場には到着したが、グラウンドでの試合前の練習も行わなかった。三浦監督は「中でトレーナーに確認して今日は上がりにした」とし、今後については「状態を見て。(24日からの甲子園遠征には)行く予定」と話した。

ここまで53試合連続でスタメン出場していたソトは、ベンチスタートとなった。三浦監督は「相手投手や相性を見て。故障なら試合は使ってない」と理由を説明した。6回2死満塁で代打の代打として登場。左腕の大江竜聖から空振り三振を喫した。これまでソトが守っていた一塁にはルーキー牧秀悟が入ったが、4打数無安打と精彩を欠いた。牧は腰の張りで5試合ぶりのスタメン復帰戦だった。

投げては先発の今永昇太が6回4失点と、チームの先発投手では13日日本ハム戦(札幌ドーム)の今永自身以来となる5回以上を投げたが、白星にはつながらなかった。「ストレートの精度は良かったですが、変化球をうまく打たれてしまいました。また、低くコースに投げ込むことができなかった。6回の丸選手に許した本塁打は、流れを与えてしまう得点となってしまいました」と反省を口にした。

三浦監督は今永の投球について「調子は悪くなかったと思いますが。1番に四球2つと丸にホームラン2本」と左打者への対応を指摘した。1番松原に2四球、3番丸に2本塁打を浴びていた。4回には3者連続三振。力を見せる場面もあっただけに、巻き返しが期待される。