セ・リーグのDeNA山崎康晃投手が、予告通りナックルを投げた。1-3の7回に登板。先頭打者のオリックス吉田正尚の初球、101キロを外角低めに落とした。2死二塁で迎えた4人目の打者、ロッテ・マーティンにも初球は96キロ、3球目に97キロのナックルを投じた。全3球で、いずれもボール球だった。

「昨年はオールスターゲームが行われず、ファンの皆さまだけではなく選手も寂しい思いをしました。今年は思う存分楽しませていただきました。いつも楽しみにしていただいているヤスアキジャンプの曲が、オールスターゲームでファンの皆さまに届けられよかったです。自分自身はファンの皆さまのためにと思ってナックルボールを投げられましたし、無失点で終わることができて本当に良かったと思っています」と話した。

投球全体では吉田正から2者連続安打を浴びた。しかし、無死一、三塁からソフトバンク栗原を二ゴロに打ち取り、二-捕と転送され併殺を奪った。三塁を狙った一塁走者は当初、セーフと判定されたが、原監督のリクエストでアウトに覆った。2死二塁からマーティンを一飛に抑え、無失点で切り抜けた。