ソフトバンクはこの試合から、主力、ベテラン勢が実戦に入った。中村晃外野手(31)は「3番左翼」で先発し、初回に左前打。3回には右翼線に適時二塁打を放ち「久しぶりのゲームで、多少緊張感というものはありますが、打席の感覚、ボールの見え方は良く、いいバッティングができたと思います」とうなずいた。

松田宣浩内野手(38)は「7番三塁」で、3回の第2打席で左前へ適時打。途中出場した明石健志内野手(35)は左前打を放ち、代打で出場の長谷川勇也外野手(36)はしっかり四球を選んだ。

工藤監督は「残り5試合しかないので、その中で結果を求めてほしい。投手の球を見て、5試合で合わせればいいや、じゃなくて。結果が出なければ、(後半戦)最初から使われないというケースにもなり得ます。ベテランといえども」と、ここまでを調整にあてていたメンバーにも結果を求めることを明かしていた。この日はそれぞれが持ち味を出した活躍で、指揮官の期待に応えた。