広島森下暢仁投手(23)が、7回2失点と力投も打線の援護なく、今季5敗目を喫した。侍ジャパンの先発の一角として参戦した東京五輪決勝の米国戦以来、中9日で挑んだ後半戦の初戦だったが、勝利で飾ることができなかった。右腕は「入りとしてはよかったんですけど、やっぱり2死からの失点ですし、防げたところもあったのかなと思う」と反省した。中日戦はプロ入り後6試合目にして、初黒星となった。

両軍無得点で迎えた3回、2死から京田に四球を許し、盗塁を決められた。2死二塁から渡辺に左前への先制適時打を浴びた。また直後に渡辺にも二盗を許した。盗塁が絡んだ失点に右腕は「2死でしたし、そういうところも見直していきたい」と引き締めた。佐々岡監督は「クイックが甘いわけではないんだけど。何かちょっと盗まれている感じはある。(以前から)言ってる部分ではあるんだけど」と指摘した。

チームは21イニング連続無得点の拙攻が響き、2試合連続のゼロ封負けで、3連敗を喫した。森下は「このチームで勝ちたいと思ってやっていますし、勝てなかったので、次反省してやっていきたいと思います」と前を向いた。

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