高卒3年目右腕の巨人直江大輔投手(21)が2回途中3失点でKOされ、プロ初勝利はならなかった。1回、先頭の野間、西川に連打を浴びて無死一、三塁のピンチを招く。小園を捕邪飛、鈴木誠を三ゴロに打ち取ったが、5番坂倉に粘られた後の10球目スライダーを中前に運ばれ、先制を許した。

直後の攻撃、ウィーラーの押し出しで同点に追い付いてもらったが、2回も状況は好転しなかった。先頭林から連打で無死二、三塁とされると、投手の玉村に右中間を破られる2点適時二塁打を許した。野間を一直、西川に四球を与え、1死一、二塁としたところで2番手大江にマウンドを託した。1回1/3を6安打3失点47球だった。

今季3度目、通算6度目の先発マウンドだったがいまだに白星はなし。前回登板の18日ヤクルト戦(松山)でも先発したが、5回途中2失点で降板となっていた。前日24日には、「球数も含めてテンポ良くと。自分から崩れないようにというところが、長いイニング投げるのに必要かなと思う」と話していたが、47球を費やしながらも4つのアウトしかとれなかった。