ソフトバンクが7、8、9回に3イニング連続で走塁死を記録するなどの拙攻で、今季19度目の引き分け。首位ロッテとの本拠地3連戦は1勝もできずに2敗1分けに終わった。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

-9回は本塁を狙った釜元が憤死

工藤監督 まぁね。(送球が)それていたらね。まあ、ちょっと、それはね。

-突っ込ませたのは

工藤監督 アウトになったのも結果論だし、行かせたのも結果論だし、行かせなかったら次は柳田君ですよねって言っても結果論だし。それは選択としてあるかもしれないけど、あの場面で行かせずに止めるかって言ったら、送球がそれるかもしれないわけだし。それはまあ、ナイスボールを投げた向こうが良かったというふうに思いますよ。

-7、8回も走塁死

工藤監督 ランナーが出るようになったし、攻められるようになってきたっていうのは、確かに1歩っていうところもあるのかもしれない。(8回に)上林君がアウトになったけど、あれはナイスボールだったしね。取ってからも早かったし。そうですね。なかなかあれじゃ(ホームに)かえってこれなかったですね。行こうという気持ちが出て、最終的に戻れなかったけど、ギリギリのプレーだったんでね。しょうがないかなと思います。

-上林の意思でスタートしたのか

工藤監督 まだそこまでは聞いてないですけど、(打球が)上がった瞬間に本人はタッチアップと思っていたと思うので、投げるボールを見て、無理だと思って戻ったと思うんですよね。(三塁コーチの)声で反応できるかって言ったらなかなか難しいと思うので、あそこは上林君の判断なのかなとは思います。ギリギリのプレーだった。

-7回の甲斐も含め、どれか1つでも得点できていれば

工藤監督 みんな必死に頑張ってなんとかしようという思いはすごく伝わってるし、それがいい風に出る時と、うまく出ない時はどこにでもある。あとは、それが1つずつつながっていけば必ずいい方向にいく。ダメだったことを嘆くより、しっかり次に向けてという考え方に持っていった方が選手にもプラスにもなる。

-6回はリチャードに代打

工藤監督 なかなか点が取れなかったので、もう1点取れればという考えで早めに送りました。今日はちょっと(二木に)合ってなかったなと。本人とも話してタイミング取りずらそうにもしていたので。

 

▽ソフトバンク釜元(今季初出場も、9回に走塁死)「今季初出場がサヨナラのランナーと大事なところでの代走となり、絶対にホームまでかえるという気持ちでした。盗塁を決めることはできましたが、あと1歩というところで、ホームタッチアウトになってしまい悔しいです」