オリックス後藤駿太外野手(28)が25日、出場登録日数が8年に到達し、国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした。10年のドラフト1巡目で前橋商(群馬)からオリックス入りし、11年4月12日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で「9番右翼」で先発出場。1軍デビューを飾っていた。

後藤は楽天戦(京セラドーム大阪)の試合前練習後「プロに入って目標の1つでもあったので。みんながみんな取れる権利ではないですし、本当に感慨深いものがあって素直にうれしいですね」と、まずは取得の喜びを語った。プロ1年目からデビューし、13年からは5年連続で年間100試合以上出場も、18年は33、20年は23試合の出場にとどまった。「(権利取得まで)あと100日とかになるまで早かったんですけど、ここ2、3年はすごく苦しい時期を送っていたんで、それは本当に長かったですね。やっとやなあっていう」と、苦闘の時期を思い起こした。

今後の権利行使の可能性については「今、チームが優勝争いしているんで、あまりそこは考えず、チームの優勝に貢献できればいいかなと思うんですけど、やっと取れた権利なんで熟考したいというか、しっかり考えたいというか」と気持ちを明かした。