ヤクルト中村悠平が意地の一打を放った。7回無死満塁の守備では、三塁走者の曽根と交錯。治療で一時ベンチに引き揚げるも、プレーを続行した。直後、同点で迎えた8回1死三塁で決勝の中前適時打。塁上では険しい顔つきを変えなかった。「向こうもぶつかろうと思ってきている訳ではない」とした上で「やられっぱなしじゃ嫌だなというのがあって。怒りではないが、煮えたぎる気持ちをバットにぶつけた」と振り返った。

▼1球勝利=今野(ヤクルト) 1日の広島戦で記録。今年の塹江、菊池保(広島)に次ぎ、プロ野球45人、46度目。ヤクルトでは06年五十嵐、10年渡辺以来3人目。