筑波大・佐藤隼輔投手は西武に2位指名された。最速152キロの本格派左腕は、1年目の目標に「新人王」を掲げた。

「ドラフト1位を目標にやってきたので悔しい思いもあるが、指名していただきほっとしている」。中、高、大と歩んできた“公立の星”。学業と野球の両立をしており、子どもたちのお手本になる存在。さらに即戦力として大事な自己修正能力も高い。体育専門学群のラケット・バットスポーツコーチング論研究室に所属。卒論は「大学野球投手の投球能力向上に関する事例的研究」と題し、自らのフォームを分析して実際の投球につなげる。「体の構造など、考えながら練習する力がついた。支えていただいた方々に勝利で恩返しをしたい」と話した。