DeNAの4番牧秀悟内野手(23)が、新人歴代9位タイとなる22号本塁打を放った。6回2死。3番佐野恵太に続き、2球目の141キロを左翼後方のネットに当てた。「打ったのはシュートだと思います。2死でしたが、佐野さんの本塁打のおかげで自分も勢いに乗ることができました」と喜んだ。

2者連続本塁打で50年深見安博(西鉄)69年田淵幸一(阪神)81年原辰徳(巨人)90年石井浩郎(近鉄)に並んだ。ライバル佐藤輝明(阪神)に1本差に迫り、球団記録の03年村田修一(横浜)の25本に3本差に迫った。

これで打点は67とし、54年広岡達朗(巨人)81年原辰徳(巨人)と並んで、セ・リーグ歴代9位タイと、こちらも10傑入りした。

5回には、セ・リーグの新人で単独3位に浮上する27本目の二塁打を放っていた。5回2死一、二塁から床田寛樹の141キロツーシームを左中間へ運ぶ同点打。「佐野さんの犠牲フライで得点し良い流れで打席に入ることができました。前の2打席抑えられていたので、ランナーをかえすことができ良かったです」。後続も続き、この回一挙7得点で逆転に成功した。

これで並んでいた、98年坪井(阪神、現DeNA打撃コーチ)を抜いた。セ・リーグの新人で二塁打1位は1958年の長嶋茂雄(巨人)で34、2位は1998年の高橋由伸(巨人)で32。

▽DeNA三浦監督(牧に)「すごいですね。1、2打席目でやられた中で修正して、しっかりと4番の仕事をしてくれた」

▽DeNA知野(5度目のスタメンで5回に適時打)「絶対打つんだと強い気持ちを持って打席に入りました。タイムリーになりうれしい」

▽DeNA宮崎(5回に中前決勝2点打)「コンパクトなスイングで捉えることができました。みんながつないでくれた流れに自分も乗ることができました」