日本ハムは16日、北海道内の子どもたちが安全で快適にプレーできる環境を整える「ダイヤモンド・ブラッシュ」プロジェクトによって改修された札幌市北区少年野球場(旧・北区民野球場)で、完成セレモニーを開催した。

セレモニーには稲葉篤紀スポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO=49)も参加。少年少女らに「本当に素晴らしいグラウンドになりました。多くの人の協力があったからこそ完成したので、感謝の気持ちを忘れないでプレーしてください」とエールを送った。

後半には外野フェンスの塗装仕上げも担当。その後、女子選手の始球式ではバットを持って登場し会場を沸かせた。対決形式となり、新球場“1号”を期待されて打席に立ったが快音は響かず。「バッティング自体が久々で全然でした。そもそもホームランバッターではないので…」と苦笑い。それでも始球式後にトスを上げてもらい、右越えにたたき込んだ。「プロのスイングや飛距離は見せられたかな」とほっとした様子で振り返った。

同プロジェクトは19年に立ち上がり「ファイターズ基金」からの寄付で自治体や球場管理団体、施設利用者、地元企業などと手を携えて少年野球場を修繕、整備している。去年の第1期では滝川市、札幌・厚別区、室蘭市の3球場を整備した。2期目の今季は同球場と、江別市の2球場が対象となっている。【小林憲治】