ソフトバンク杉山一樹投手が2番手で5回63球を投げ、ロッテ打線を無安打0封する完璧な救援で2勝目を手にした。

「自分らしい投球をしようと思った。少し荒れていたけど、何とか抑えられてよかった」。ヒーローインタビューに呼ばれたタフネス右腕は、涼しい顔で最後まで投げ抜いた。

3点リードの5回に、先発石川からスイッチ。中村奨、マーティン、レアードをきっちり3人で打ち取り、波に乗った。走者を出したのは7回、死球の荻野だけ。「荻野さんに申し訳ない」と謝罪も忘れなかった。ここ3試合は先発登板。5回を投げたのは1度だけで、2敗を喫していた。「先発で3試合結果が出てなかったので、自分としては成長したかった。勝利に貢献できてよかった」。先発復帰を目指し、期待の右腕は最後までアピールを続けるつもりだ。