ソフトバンク工藤公康監督(58)が、この日引退試合に臨む西武松坂大輔投手(41)へねぎらいの言葉をかけた。

松坂は指揮官が監督に就任した15年に米大リーグからソフトバンクへ入団。17年まで3年間在籍した。ロッテ戦前に取材に応じた工藤監督は「松坂君とは同じ西武のユニホームを着たし、ソフトバンクにも来てもらって一緒にね。彼が投げるのは難しかったけど、一緒にやることができた。いつかは終わりが来るんですけど、『怪物』と言われて、一時代を築いたピッチャーが去るっていうのは寂しい思いがあります」と、神妙な面持ちで話した。

松坂が引退発表した後には直接電話をもらったという。「『お世話になりました』というふうに言われたので、『もういいのか?』と言った。そしたら『なかなか難しいです』ということだったので。『長い間お疲れさま。人生、野球ができるのは半分しかない。残りの半分はまた野球界のために頑張れよ』という話をしました。いろんなことを学んで、いろんな事を聞いて、また彼も成長していくでしょうし、また頑張ってもらいたい。長い間お疲れさまでした」と、「平成の怪物」へ言葉を送った。