中日からドラフト6位指名された大商大・福元悠真外野手(21=智弁学園)が22日、東大阪市の同大学で中日松永編成部長らから指名あいさつを受けた。

高校の先輩で巨人・岡本和とは小学生時代に奈良県内の同じトレーニングジムで汗を流して「和真くん」と呼んでいた間柄。高校進学後は「岡本さん」に呼び方も変わったが、球界を代表する右の強打者の背中を追う。

「先輩ですが、意識したり考えたりはできない」と3学年上の岡本について語った福元。今は後ろ姿も見えない状況だが、同じプロの土俵に立つにあたり「自分のことをしっかり考え、まずは球団に必要とされる選手になりたい」と意気込んだ。

16年センバツで優勝したときの4番打者。大学進学後は故障に苦しんだが、キャプテンとしてチームを引っ張ってきた。担当の山本スカウトは「大きいのも打てるし対応力もある。率も残せる打者になって欲しい」と期待する。岡本のような強打者を目指す。

◆福元悠真(ふくもと・ゆうま)1999年(平11)12月1日生まれ。奈良県出身。明日香小2年で野球を始め、U-12日本代表で世界選手権出場。奈良葛城JFKボーイズから智弁学園に進み、2年春の選抜では4番を務め、優勝に貢献。大商大では1年春からベンチ入り。180センチ、90キロ。右投げ右打ち。