高津ヤクルトがハマの夜空で舞った。優勝マジック2で迎えたDeNA戦(横浜)は、3回にドミンゴ・サンタナ外野手(29)の2点二塁打で勝ち越し。

先発高梨が4回1失点、6回から高橋を今季初めて救援で投入するなど、投手陣も気迫のリレーでリードを守った。勝利から約17分後、2位阪神が敗れ、6年ぶり8度目のリーグ優勝が決まった。2年連続最下位からの下克上達成。就任2年目の高津臣吾監督(52)がナインの手によって5度、胴上げされた。

◆投手&監督で胴上げ 高津監督は現役時代の01年10月6日、横浜戦(横浜)でセーブを挙げ、リーグ優勝の胴上げ投手になった。公式戦で胴上げ投手、監督で優勝の両方を経験したのは、金田正一、藤田元司、星野仙一、東尾修、渡辺久信、工藤公康に次いで7人目。高津監督のように胴上げ投手と監督での胴上げが同じ球場だったのは、星野監督のナゴヤ球場(選手74年=当時中日球場、監督88年)工藤監督のメットライフドーム(選手86年=当時西武球場、ソフトバンク監督で17年)に次いで3例目になる。