日本ハムの2軍投手コーチに就任した多田野数人氏(41)が19日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で会見に臨み「珍公約」を掲げた。アマスカウトからの配置転換で、NPBでは指導者デビューとなる多田野氏は「ファームの選手を見ていなかったので、まずはコーチたちとその能力をもう1回頭に入れること。あと、木田2軍監督のおなかがあまり出過ぎないように、そこはしっかり見ていきたいと思います」と抱負を語った。すかさず、会見に同席していた新任の木田優夫2軍監督(53)から「どこかで余計なことを言うと思ったけど…」と、鋭い目線を送られてタジタジとなった。

そんな冗談も交えつつ、選手育成についてもしっかり抱負を語った。「来年から初めてNPBで指導者となるんですけども、ファイターズでスコアラー、スカウトを務めさせていただいた経験を生かしたいと思います。既存の選手の底上げ、新しく入る高卒のピッチャーは力のある子が多いので、早く1軍で戦力となるような投手に育てたいなと思います。肩書はコーチですけど、選手のサポート。能力をしっかり引き出してあげるような役に徹したいと思います」と、話した。