阪神片山雄哉捕手(27)は21日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の推定年俸420万円でサインした。

18年秋ドラフトの育成1位入団。1年目の7月末に支配下選手登録を勝ち取ったが、まだ1軍出場がない。今季はウエスタン・リーグ45試合出場で打率2割1分7厘、3本塁打、5打点。4年目に向けて球団から「しっかり1軍に上がって活躍できるように」と言葉をかけられ、「まずは1軍に上がってしっかり結果を出すこと」と目標は明確だ。

秋季練習では新任の野村克則2軍バッテリーコーチ(48)からもエキスを吸収中。「チームが勝つことがいい捕手の条件だと思う。投手が先発した時に『片山が捕手なら勝てる』と思ってもらえることが信頼につながる。勝つことにこだわりたい」と勝負の1年を見据えた。(金額は推定)