日本シリーズは27日、ほっともっと神戸で第6戦が行われる。ここまでの5試合を振り返る。

◆接戦の多いシリーズ 今シリーズは1点差4試合、2点差1試合でまだ3点差以上の試合がない。過去に3点差以上がなかったのは57、60年の2度あり、57年は<4>戦の引き分けを挟んで西鉄が1点差で4勝、60年は大洋が<1>戦から1点差で4連勝した。2点差以内が5試合以上は13年以来で、<1>~<5>戦がすべて2点差以内は57年に次いで2度目。今日も2点差以内ならばシリーズ史上初の<1>戦から6試合連続となり、1点差ならば初めて1点差が5試合となる。

◆3球場で開催 3球場以上で開催は、6球場を回った50年毎日-松竹戦、大阪、後楽園、甲子園の53年巨人-南海戦、甲子園、神宮、後楽園の62年東映-阪神戦に次いで4度目。

◆遅い決着 最も遅かったのは50年毎日-松竹戦。11月22日に始まり、同28日の<6>戦で毎日が日本一に輝いた。昨年は今年より1日遅い11月21日から始まったが、ソフトバンクが4連勝し同25日に終了した。今年のシリーズが27日の<6>戦で終われば2番目、28日の<7>戦までもつれれば50年に並び最も遅い決着になる。

▼シリーズは64年と95年以降、全試合ナイター(11年は第1戦デーゲーム)で開催されているが、11月20日以降に屋外球場でナイターを行うのは今回が初めて。50年はデーゲーム、昨年はすべてドーム球場だった。